台湾

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警保課は、台湾総督府民政局の下に置かれた部署である。おもに警察関係業務を担当した。1895年5月、台湾総督府仮条例により、民政局内務部の下に設置された。警察・監獄に関する事務を管掌した。1896年４月、管掌事務を以下のように改めた。戸口および民籍に関する事項、行政および司法警察に関する事項、図書出版版権に関する事項、新聞紙および雑誌検閲に関する事項。1897年10月、民政局内務部の廃止により、民政局に直属した。課内に警務掛、保安掛、監獄掛を置き、それぞれ主に警察庶務、行政警察・司法警察、監獄管理等の事務を分掌させた。1898年６月、民政局が民政部に改組され、警保課も民政部所属となった。

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伊藤博文編『秘書類纂』第18巻（秘書類纂刊行会、1936年）450-454頁。「民政局分課規程」（『台湾総督府例規類抄』、台湾総督府、1896年、50-53頁）「民政局各部分課規程制定ノ件」（『明治二十九年甲種永久保存第二卷』、1896年４月２４日）「民政局事務假規程」 （無号、1897年6月22日）『台湾総督府報』第104号、1897年6月22日A03020310400「臺灣總督府行政事務規程」（台湾総督府訓令第136号、1897年10月28日）『台湾総督府報』第186号、1897年10月28日 A03020340500

平野貞次郎（1896年11月1日現在）／關宗義（1897年11月1日現在）