背景画像提供:久米美術館
 2018年は、元号が明治と改元されてから満150年にあたります。明治という時代は、日本や東アジアをめぐる国際環境が激変するなかで、日本が欧米列強との対等な関係をめざして近代国家への転換を推し進めていった時代です。新国家の建設が始まって間もない1871年、欧米諸国との交際や外交交渉、海外事情の視察を目的として派遣されたのが岩倉使節団です。

 岩倉使節団は、政府首脳や各省の官僚から構成され、多数の留学生も伴っていました。後から合流した者や現地訪問国で同行した者も含め、その数は総勢約150名にのぼります。これらの人々の視察内容や留学経験は、その後の日本の歴史に大きな影響を与えたといわれています。

 アジア歴史資料センターでは、岩倉使節団の活動を記録した歴史資料である「大使書類」をはじめ、岩倉使節団に関わる歴史資料を公開しています。また、岩倉使節団に関わった人々が作成し、またその活動が記録された歴史資料も多数公開しています。

 このインターネット特別展では、岩倉使節団の旅程や活動内容について、地図や年表、コラムなどの形で詳しく紹介します。また、岩倉使節団に関する歴史資料に簡単にアクセスできるよう、資料や人名の検索ガイドもご用意しました。

 なお本コンテンツでご紹介する関連資料は、当センターデータベースで公開している資料を対象としております。
 他機関所蔵の資料については、上記「リンク集」をご参照ください。
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