朝鮮

京城

物資動員に特化した一課。1945年4月の最後の改組で設置された。戦時の物資・労働力の動員は、日中戦争のさなか、1939年11月の企画部の設置にみることができる。企画部ではモノやヒトの動員を一括して掌っていたが、1942年11月に廃止、業務は各部局に分掌された。その後、1943年12月に鉱工局に企画課が設置され、国家総動員計画業務をはじめとした物資動員と資源調査を中心に扱うようになった。いっぽう、1945年1月には勤労部が設置、労働力の動員を一括して掌るようになった。企画課は最後の改組で廃止、動員課は企画課の業務を引継いだ。加えて、これまで他課が扱っていた業務もここに統合され、燃料･石油資源、産業地帯の防空、軍需会社法の施行、工務官、工場･鉱山の建設工事、土木などに関することを扱った。敗戦とともに廃止。

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「朝鮮総督府事務分掌規程改正」朝鮮総督府訓令第18号、1945年4月17日（『朝鮮総督府官報』号外、1945年4月17日）。