朝鮮

京城

朝鮮総督府度支部司計局は、1910年10月施行の朝鮮総督府官制と共に、同月施行の朝鮮総督府事務分掌規程により設置された。司計局では予算決算課と財務課が置かれ、予算決算課では、会計法規、予算決算、予備金支出及び予算流用に関する事項、科目設置に関する事項、主計簿登記に関する事項、歳入歳出の報告に関する事項を所管した。財務課では、国債及び借入金、資金運用、貨幣及び兌換券、銀行その他金融機関、保管物及び供託金に関する事項、地方財務監督に関する事項を所管した。司計局は1915年5月の事務分署規程改正により廃止され、予算決算課の業務は司計課、財務課の業務は理財課に引き継がれた。

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朝鮮総督府官制及びその改正について、A03020866700（1910年9月）を参照。「朝鮮総督府事務分掌規程」（訓令第2号）『朝鮮総督府官報』第29号、1910年10月1日。「朝鮮総督府事務分掌規程改正」（訓令第27号）『朝鮮総督府官報』第475号、1912年3月30日。「朝鮮総督府事務分掌規程改正」（訓令第26号）『朝鮮総督府官報』号外、1915年5月1日。

荒井賢太郎・局長事務取扱（1911年5月1日現在）