台湾

台北

1911年10月14日、勅令第260号「台湾総督府官制中改正」によって内務局が廃止されると、民政部内に設置された。同月16日の「台湾総督府官房並民政部各局署部分課規程」によれば、部内には地方・地理の二課が置かれ、地方課は旧内務局地方課が担った地方行政・経済に関わる業務（兵事・社寺・賑恤救済等）を引き継ぎ、新設された地理課は市区計画や公園整備・管理を掌った。1918年6月7日の「台湾総督府官房竝民政部各局署分課規程」では、地方課から社寺業務を担う寺社課が独立した。1919年6月27日、勅令第311号「台湾総督府官制中改正」によって民政部内が再編されると、地方部は廃止され、再置された内務局に業務が引き継がれた。

明治・大正・昭和（植民地・占領地） ＞ 台湾 ＞ 台湾総督府 ＞ 台湾総督 ＞ 民政長官 ＞ 地方部

「御署名原本・明治四十四年・勅令第二百六十号・台湾総督府官制中改正臨時台湾糖務局官制廃止」Ref.A03020914300。「台湾総督府報」明治44年10月16日（典蔵号0071013351a010）。「御署名原本・大正八年・勅令第三百十一号・台湾総督府官制中改正」Ref.A03021205100。

亀山理平太・警視総長兼務（1912年5月1日現在）／楠正秋（1913年7月1日現在）／廣瀬吉郎（1915年5月1日現在）／楠正秋・部長事務取扱（1916年5月1日現在）／楠正秋（1917年5月1日現在）