昭和18(1943)年11月5日、大東亜会議が帝国議会議事堂(現・国会議事堂)で開かれ、翌11月6日に大東亜共同宣言が発表されました。この会議には、東条英機首相(日本)・ワンワイタヤコン内閣総理大臣代理(タイ)・ラウエル大統領(フィリピン)・バー=モー首相(ビルマ)・汪兆銘(汪兆銘政権行政院長)・張景恵国務総理大臣(「満洲国」)・チャンドラ=ボース(自由インド仮政府)が出席し、大東亜共同宣言では「共存共栄」「独立尊重」「文化の高揚」がうたわれました。会議は11月7日に閉幕しました。
資料1は、大東亜会議の模様を伝えた昭和18(1943)年11月17日付の『写真週報』の記事です。11月7日の会議閉幕の際には、大東亜結集国民大会が開かれ、日比谷公園に10万の民衆が集まったことが伝えられています。
資料1:A06031089300
写真週報298号