- 資料1は、昭和17年(1942年)5月20日付の『写真週報』221号です。この号では珊瑚海海戦を描いたイラストが掲載されています(6画像目)。
- 資料2は、昭和17年(1942年)6月3日付の『写真週報』第223号です。この号には珊瑚海海戦の写真が掲載されており、この海戦では「航空母艦二隻、戦艦、巡洋艦各1隻を轟撃沈したのを初め戦艦二隻、巡洋艦一隻を大中破、また敵機九十八機を撃墜したなど、ハワイ海戦以来の大戦果」を挙げた、との説明がなされています(2画像目~3画像目)。
- 資料3は、内閣情報局が収集した外国の宣伝情報の一つとして翻訳された、この海戦に関する5月15日のオーストラリアでの英語放送の内容です。この放送では、日本の同盟国であるドイツ海軍のスポークスマンが、珊瑚海海戦において連合国海軍に与えた損害についての日本の発表は誇張されている、と述べた、との報道がなされています。
- 以上の資料2、資料3からは、日本側と連合国軍側双方の宣伝活動の一端がうかがえます。
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