昭和14年(1939年)9月15日、同年5月以来軍事衝突が続いていたノモンハン事件の停戦協定が成立しました。

  • 資料1は、この停戦協定を扱った昭和14年(1939年)10月4日付の『写真週報』85号です。この中では8月20日以降ソ連軍が兵力を増加し攻勢に出る中で日本軍も兵力を増して激しい戦闘がおこなわれ、この戦闘の中で双方に「相当の損害」が出たと報じられています(3画像目)。
  • 資料2は、停戦協定成立直後の昭和14年(1939年)9月19日に関東軍参謀長から陸軍省副官に送付されたノモンハン事件の教訓書類です。
  • 資料3は、その後昭和14年(1939年)12月7日に関東軍参謀長から陸軍次官に送付された「ノモンハン事件」研究報告です。この文書の中には前線でソ連軍と交戦していた第23師団の7月28日時点での損耗表が付されています(123画像目)。この表からは8月20日以降のソ連軍の攻勢以前にも日本軍側に大きな損害が生じていたことがうかがえます。




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