昭和１６年（１９４１年）７月２４日 野村大使、ウェルズ米国務長官代理会談、野村は仏領インドシナ進駐に関して説明 「昭和１６年７月２４日野村大使発豊田外務大臣宛公電第五六五号（大至急、極秘、館長符号、外機密）」（１ページ） （外務省外交史料館提供） 　昭和１６年（１９４１年）７月２４日（木）4:00より（米時間 ２３日 15:00より）、野村吉三郎駐アメリカ大使は、療養中のハル米国務長官に代わってウェルズ米国務長官代理と会談します。この日野村は、７月２８日に実行されることになる南部仏領インドシナ進駐は日本として止むを得ない措置である旨を説明します。これに対しウェルズは日米関係の悪化を警告しました。 資料：B02030715700　１５ 昭和１６年７月１５日から昭和１６年７月２６日（８画像〜９画像） 「昭和１６年７月２３日野村大使発豊田外務大臣宛公電五五〇号（至急、極秘、館長符号）」 　昭和１６年（１９４１年）７月２４日、野村駐アメリカ大使は、ウェルズ米国務長官代理と会談し、日本が７月２８日に実行する南部仏領インドシナ進駐については「已ムヲ得」ない措置であると説明しましたが、これに対し、ウェルズ国務長官代理は、世論の突き上げもあり石油を禁輸する可能性があると示唆しました。 　資料１はその会談の状況を本国に報告した電報です。