日米交渉 資料解説
昭和15年(1940年)9月23日
北部仏領インドシナ進駐
資料1:B02030671300 1.軍進駐の状況及び進駐後の日仏間諸事項 (2画像〜21画像)
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資料2:C04122446100 日本軍飛行機海防を爆撃中 (1画像〜2画像)
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 昭和15年(1940年)9月23日、日本軍は北部仏領インドシナへの進駐を開始しました。
 資料1では、「西原・マルタン協定」成立を受けて、日本軍(南支派遣軍)の進駐の際に仏領インドシナ軍(フランス軍)の武装解除が行なわれ、「平和的進駐」が進行しているという報告が並んでいます。しかしその一方で、両軍との間で多数の戦闘が起きているとの西原機関(機関長は西原一策少将)や各部隊参謀長からの報告も見られます。
 資料2は、9月26日の朝の時点でなお、日本陸軍の航空機が海防(ハイフォン)の港を爆撃中であるという西原少将(資料中では「西原委員長」と表記、「仏印監視委員長」の意味)の報告です。
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