昭和16年(1941年)11月6日
東郷外務大臣、野村大使に対し、来栖大使の派遣の事情を説明
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資料1:B02030721600 4 昭和16年11月5日(5画像〜6画像)
「昭和16年11月6日東郷大臣発在米野村大使宛公電第七三九号 日米交渉(大至急、館長符号)(原議)」
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昭和16年(1941年)11月6日、東郷外務大臣は、野村大使に対して来栖大使を派遣した事情について、説明をしました。
資料1は、その際の電報です。来栖大使の派遣の理由は、11月4日の東郷発公電七三〇号にある理由のほか、今回の「日米交渉」に対する日本政府の誠意の表明であり、また、新しい訓令は一切携行しておらず、最近の日本の情勢を野村大使に説明し、交渉の「最後ノ段階」において難局の打開に協力させ、迅速に妥結に向かわせるためである、としています。また、東郷はこの理由を駐日アメリカ、イギリス両大使に説明し了解を得、さらに、陸海軍当局も納得しており、来栖大使の労を多としており、これらを含みおきのうえ、アメリカ政府当局や報道機関に対応するよう、訓令しています。 |
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