昭和16年(1941年)10月3日
豊田外務大臣、野村大使に対し、日米交渉に関するクレーギー駐日イギリス大使との会談内容を通知
|
|
 |
資料1: B02030720100 4 昭和16年10月3日から昭和16年10月4日(18画像)
「昭和16年10月3日豊田大臣発在米野村大使宛公電第六二七号(館長符号、外機)(原義)」
|
 |
 |
 |
資料2: B02030720100 4 昭和16年10月3日から昭和16年10月4日(19画像〜20画像)
「昭和16年10月3日豊田大臣発在米野村大使宛公電第六二八号(別電)(館長符号)」
|
 |
 |
 |
|
昭和16年(1941年)10月3日、豊田外務大臣は野村駐アメリカ大使に対し、クレーギー駐日イギリス大使に日米問題について所見を述べたことと、詳細はグルー駐日アメリカ大使から聞くように述べたことを通知しました。
資料1は豊田から野村への通達の電報です。それによれば、クレーギーは豊田とグルーとそれぞれ日米問題について会談した後、イギリスのイーデン外務大臣やハリファックス駐米イギリス大使にその内容を伝えたということです。
資料2はそのクレーギーによる会談内容の大要です。そのなかには、今回の日米交渉について、多くの難関があるが、現在の好機を逸するべきではない、とのグルー・クレーギー両大使の意見が書かれています。また、日本の外交政策が転換する確証がなければ、アメリカの対日経済報復措置は緩和されないとの予測も記されています。
|
 |