日米交渉 資料解説
昭和15年(1940年)11月28日
第1回大本営政府連絡懇談会(議題:国民政府(汪兆銘政権)承認)
資料1:連絡懇談会設置の趣意(『大本営政府連絡会議議事録 其の一』(杉山メモ)9画像〜10画像右)
画像資料
資料2:十一月二十八日第一回連絡懇談会 国民政府承認の件(『大本営政府連絡会議議事録 其の一』(杉山メモ)10画像左〜11画像右)
画像資料
 昭和15年(1940年)11月28日、第1回大本営政府連絡懇談会が開催されました。
 資料1の「連絡懇談会設置の趣意」によれば、大本営政府連絡懇談会は、それまでの大本営政府連絡会議よりも「軽易に政府と統帥部との連絡懇談」を行なうことを目的とし、開催場所もそれまでの宮中から首相官邸に移すこととされました。またこの会議で決定した事柄は、「閣議決定以上の効力を有し」、日本の戦争指導上の国策として強力に実施されるべきものとされました。
 資料2は、こうして設置された第1回目の大本営政府連絡懇談会の会議録です。この会議では、2日後の11月30日に南京の「国民政府」(汪兆銘政権)を承認することが議決されています。
この大本営連絡懇談会の設置と変遷については、「参考資料室」内「トピックス」の「大本営政府連絡会議・大本営政府連絡懇談会」をご参照下さい。
このページを閉じる