1871年10月（明治4年8月）設置。旧藩より招集した常備兵から編成された。4鎮台制（東京、大阪、鎮西、東北）時代は第1分営が新潟(後に新発田に変更)、第2分営が上田、第3分営が名古屋に置かれた。直管の管地は、武蔵・上野・下野・常陸・下総・上総・安房・相模・伊豆・甲斐・駿河、第1分営が越後・羽前・越中・佐渡、第2分営が信濃、第3分営が尾張・伊勢・伊賀・志摩・遠江・三河・美濃・飛騨であった。明治6年1月（1873年2月）6鎮台制（東京、仙台、名古屋、大阪、広島、熊本）に移行すると東京鎮台は第1軍管に配された。営所は東京(管府県：東京・神奈川・埼玉・入間・足柄・静岡・山梨)、佐倉(管府県：印旛・木更津・新治・茨城・宇都宮)、新潟(管府県：新潟・柏崎・群馬・栃木・長野・相川)に設置された。明治初年の農民騒擾や、1874年佐賀の乱及び1877年西南戦争に出動した。1888年5月師団制導入により第1師団に改編された。

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「東京鎮台条例」Ref：C09060002300、「明治６年７月　改訂鎮台条例」Ref：C09060000900、「鎮台條例中改正」Ref：C04017575100、「御署名原本・明治二十一年・勅令第二十七号・鎮台条例廃止、師団司令部条例制定」Ref：A03020021700、「御署名原本・明治二十一年・勅令第三十二号・陸軍管区表」Ref：A03020022200。