重砲兵監の管轄下で、陸軍重砲兵の将校や下士官に対し重砲の射撃・観測等の教育と、重砲兵に関する諸学術、兵器、資材等の調査・研究を行った機関。前身は1889（明治22）年3月国府台(現在の千葉県市川市)に設置された要塞砲兵幹部練習所(同年7月に海軍浦賀屯営に移転)。要塞砲兵幹部練習所は、要塞砲兵の将校と士官の育成のため、要塞砲兵に関する教育・研究を行った。1896年5月陸軍要塞砲兵射撃学校と改称され、浦賀町（現在の神奈川県横須賀市）の馬堀校舎に移転した。要塞砲の訓練・教育と射撃術・戦術の研究を行った。1908年1月重砲の運用思想の転換に伴い、陸軍重砲兵射撃学校に改称された。1922（大正11）年8月陸軍重砲兵学校に改称され、教育部と研究部が設けられた。研究部では重砲兵に関する諸般の調査、研究、試験を行った。

陸軍（明治・大正期） ＞ 教育機関 ＞ 陸軍重砲兵学校

「要塞砲兵幹部練習所条例ヲ定ム」Ref：A15111721400、「監軍部条例○陸軍砲工学校条例○陸軍士官学校条例○陸軍戸山学校条例○陸軍乗馬学校条例○陸軍教導団条例○陸軍将校生徒試験委員条例ヲ改正シ○陸軍中央幼年学校条例○陸軍地方幼年学校条例○陸軍野戦砲兵射撃学校条例○陸軍要塞砲兵射撃学校条例ヲ定メ○陸軍幼年学校条例○陸軍砲兵射的学校条例○要塞砲兵幹部練習所条例ヲ廃止ス」Ref：A15113066600、「陸軍野戦砲兵射撃学校条例を陸軍野戦砲兵学校令に改正の件」Ref：C02031038900。