日本

東京

1897年8月2日、官設鉄道の建設、保存および運輸の業務を掌るため、逓信省に設置された。従来、鉄道事務はすべて逓信省鉄道局が所管していたが、事業が増加したため、行政事務と作業事務を分離し、鉄道局においては監督および私設鉄道の免許に関する事務を所管し、鉄道作業局が官設鉄道の作業事務を掌ることとなった。1897年8月2日公布の鉄道作業局官制によれば、局内には、建設部、工務部、汽車部、運輸部、経理部を置いた。1907年4月1日、帝国鉄道庁設置にともない、鉄道作業局は廃止され、所管業務は同庁へと引き継がれた。

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「逓信省官制○郵便及電信局官制○在外郵便電信局、郵便局官制○郵便為替貯金管理所官制○航路標識管理所官制○船舶司検所官制○電話交換局官制○商船学校官制○高等官官等俸給令○文武判任官等級表中ヲ改正シ○逓信省所属職員俸給令○鉄道作業局官制○郵便及電信局、在外郵便電信局郵便局、郵便為替貯金管理所及電話交換局職員定員ノ件○逓信事務官通信事務官通信事務官補特別任用令○鉄道書記補通信書記補特別任用令ヲ定ム」（アジ歴：A15113138300） 「御署名原本・明治四十年・勅令第二十六号・帝国鉄道庁官制制定鉄道作業局官制廃止」（アジ歴：A03020704100）

鉄道作業局長官：松本荘一郎（1897年8月18日-1900年6月1日）／鈴木大亮・長官心得（1900年6月1日-1900年10月2日）／松本荘一郎（1900年10月2日-1903年3月17日）／平井晴二郎・長官心得（1903年3月20日-1903年3月31日）／古市公威（1903年3月31日-1903年12月28日）／平井晴二郎（1903年12月28日-1904年10月10日）／平井晴二郎・兼任（1904年10月10日-1907年4月1日）