日本

東京

鉄道事務を主管した工部省の内局。1871年8月、工部省鉄道掛を発展させるかたちで設置された。一等寮。鉄道敷設事務に当たらせるため、横浜・大阪・神戸に出張所を設けた（大阪には後に東鉄道寮・西鉄道寮の二寮が設けられる）。1872年ごろから鉄道敷設事業の民営化が企図され、翌1873年1月に新設された鉄道会社への移譲が決定した。東京―横浜間の鉄道開業に伴い、1874年2月、本寮を大阪に移転して畿内での鉄道事業を推進した。1877年1月、官制改革によって鉄道寮は鉄道局に改組された。

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「工部省沿革報告」。『明治官制辞典』。

鉄道頭：井上勝・兼任（明治4年8月15日-明治5年7月4日）／井上勝・局長代理（明治5年7月4日-1873年7月22日）／太田資政（1873年7月22日-1874年1月10日）／井上勝（1874年1月10日-1877年1月19日）