日本

東京

地租改正事業を統括した大蔵省の内局。1872年8月、租税寮内に設置。さらに1875年3月には、大蔵・内務両省に属することとなった。その職掌は地租改正に関する一切の事務とされ、具体的には郡村の境界・土地の広狭・所有の判定、土地名称の区別、地価の決定、地券の発行などであった。1881年6月廃局。大蔵省主税局内に地租改正残務掛が設置され、残務処理に当たった。

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『明治官制辞典』東京堂出版、1969年、390-392頁。『明治時代史大辞典』第2巻、吉川弘文館、2012年、645頁（執筆：千葉真由美）。