日本

東京

大蔵省出納司は、明治4（1871）年7月27日、民部省が大蔵省に統合されたことに伴い設置された。同年8月に統計司は統計寮に改められ、新たに定められた職制及び事務章程により、歳入歳費・公債証書・紙幣・印紙の発行数、戸口地方面積、物貨の産出、海外輸出入品の多寡などを表出して閲覧に供する事務を管掌することになった。1874年2月には歳入出予算の事務、金穀出納月報の編製が出納寮から統計寮に移管された。1877年1月、各寮が廃止され省内に各局が新設されることに伴い、統計寮は廃止された。

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明治財政史編纂会編『明治財政史　第一巻』（丸善、1904年）、295-296頁、307-308頁、325頁