日本

東京／札幌

開拓使の官吏。開拓次官の次席。1869年8月（明治2年7月）の開拓使創設に伴い設置。1869～1872年は奏任である判官（6等官のち4等官）と権判官（7等官のち5等官）で構成。1872～1876年は勅任である大判官（3等官）、奏任である中判官（4等官）・少判官（5等官）で構成。札幌本庁や各支庁・出張所に在勤し、開拓長官・開拓次官に代わり、現地での「使中ノ事務ヲ糺判シ公文受付」を担当した。1877年1月に廃職。その職掌は開拓大書記官に継承された。

明治 ＞ 外政 ＞ 開拓使 ＞ 開拓長官 ＞ 開拓判官

参考資料：大蔵省編「開拓使事業報告」第1編（『明治前期官庁沿革誌集成』第2巻、柏書房、1986年所収）。門松秀樹『開拓使と幕臣』慶應義塾大学出版会、2009年。

開拓判官：