中国

北京

1939（昭和14）年3月10日に発令され、日本の占領下で設立された中華民国臨時政府の支配地域を担当して北京に置かれた。占領政策の調整や臨時政府に対する行政指導を行った。華北連絡部は1941年12月の太平洋戦争開戦による華北の租界における欧米系企業資産を接収する「中央特別資産調整委員会」を設置して処理にあたるなど、他の連絡部にはない任務も行っている。大東亜省設置後、北京大使館事務所に改組された。

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アジ歴Ref：A02030091500／B02030557200。本庄久佐子ほか編『興亜院と戦時中国調査』岩波書店、2002年、10・35-37・42頁。