満洲国

新京

満洲国厚生部は国務院に属し、厚生、保健、阿片の禁煙などの事業を扱う部である。厚生部の設置は、1945年3月12日の勅令第38号「国務院官制中ノ改正」によって、民生部が厚生部と国民勤労部に解体されたことによる 。厚生部には官房のほか、厚生司、保健司、禁煙司の3局が置かれた。このうち禁煙司は民生部の外局であった禁煙総局を部内の機関としたもので、阿片の取締りとともに製造・専売なども担当した。厚生部は満洲国自体の解散によって消滅している。

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民生部の解体については、「国務院官制中改正ノ件」勅令第37号、1945年3月12日（『満州国政府公報日譯』第3217号、1945年3月12日）及び「国務院各部官制中改正ノ件」勅令第38号、1945年3月12日（『満州国政府公報日譯』第3217号、1945年3月12日）、詳しくは李茂杰『偽満洲国政府公報全編』北京、線装書局、2009年を参照。

關屋悌蔵・次長（1945年3月12日～1945年8月15日）