満洲国

新京

満洲国成立時の1932年3月に国務院実業部に置かれた三司の一。商事および貿易、工業、度量衡に関する事項を管掌し、商務科、工務科、権度科の三科が置かれた。1933年9月に商務科・工務科の管掌していた工業所有権制度に関する事項が商標局の管掌となる。10月より商業登記を管掌する註冊科、電気事業を管掌する電業科を新設。1934年2月に権度局が設置されたたため度量衡に関する事項は工商局の管掌から外れ、これ以降は工業、商事、貿易、電気・ガス事業、商業登記に関する事項を分掌し、工務科、商務科、電業科、註冊科の四科体制となった。1937年7月の実業部廃止に伴い廃止。

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国務院各部官制については、「満洲国政府公報日譯」アジ歴Ref：A06031000000を参照。「国務院各部官制」教令第6号、1932年3月9日（『滿洲國政府公報邦譯』1932年4月1日、第1号、アジ歴Ref：A06031008700、27～30画像目）。「国務院官制」勅令第119号、1937年6月5日、「国務院各部官制」教令第120号、1937年6月5日（『政府公報』1937年6月5日、第954号A06031001700、67～73画像目）。郭卿友主編『中華民國時期軍政職官誌』下、甘粛人民出版社、1990年、1758、1785頁。満洲国通信社編『満洲国現勢　康徳2年版』1935年、満洲国通信社、219頁。

孫征（1932年6月1日～1933年9月13日）／張子烐（1935年1月11日現在）