満洲国

新京

軍政部参謀司は軍政部の筆頭部局であり、総務司を置かない軍政部にとっては参謀業務以外に他部の総務司と同様の業務も担った。軍政部参謀司の設置は、1932（大同元）年3月9日の「政府組織法」及び「国務院各部官制」の第28条による 。参謀司の業務には、用兵、軍の訓練、軍の徴募・編成、法務、医務などが含まれた。1937年6月に軍政部が治安部に改編された際にも、参謀司は治安部参謀司として残置されたが、参謀司の業務は縮小し、軍の徴募・編成、法務、医務などの業務は新設された治安部軍政司が担当した。

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松野誠也「関東軍と満洲国軍」『歴史学研究』第949号、2016年。軍政部の設置については、「政府組織法」教令第1号、1932年3月9日（『満州国政府公報日譯』第1号、1932年4月1日）及び「国務院各部官制」教令第6号、1932年3月9日（『満州国政府公報日譯』第1号、1932年4月1日、詳しくはアジ歴Ref：A06031008700を参照。治安部への改編については、「国務院各部官制」勅令第120号、1937年6月5日（『満州国政府公報日譯』第954号、1937年6月5日、詳しくはアジ歴Ref：A06031001700を参照。