朝鮮

京城

朝鮮総督府法務局は、1919（大正8）年8月の朝鮮総督府官制改正により、それまでの司法部の業務を引き継ぐ形で設置された。同月施行の朝鮮総督府事務分掌規程改正により、法務局は法務課と監獄課の2課を擁することとなった。1920（大正9）年8月の事務分掌規程改正により法務課は民事課と刑事課に分割されたが、1924（大正13）年12月の事務分掌規程により、民事課と刑事課は法務課に再統合され、監獄課は行刑課に改められた。その後1939（昭和14）年12月の事務分掌規程改正により法務課が再び刑事課と民事課に再分割されるとともに、1942（昭和17）年4月の事務分掌規程改正では保護課が新設された。1943（昭和18）年12月の事務分掌規程改正では、法務局は総務課、民事課、刑事課の3課体制となった。1945（昭和20）年に敗戦により朝鮮総督府が廃止されると、合わせて法務局も廃止となった。

明治・大正・昭和（植民地・占領地） ＞ 朝鮮 ＞ 朝鮮総督府 ＞ 朝鮮総督 ＞ 政務総監 ＞ 法務局

朝鮮総督府官制改正について、A03021212600（1919年8月）を参照。「朝鮮総督府事務分掌規程改正」（朝鮮総督府訓令第30号）『朝鮮総督府官報』号外、1919年8月20日「朝鮮総督府事務分掌規程改正」（朝鮮総督府訓令第31号）『朝鮮総督府官報』第2404号、1920年8月14日「朝鮮総督府事務分掌規程改正」（朝鮮総督府訓令第34号）『朝鮮総督府官報』号外、1924年12月25日「朝鮮総督府事務分掌規程改正」（朝鮮総督府訓令第80号）『朝鮮総督府官報』第3881号、1939年12月27日「朝鮮総督府事務分掌規程改正」（朝鮮総督府訓令第14号）『朝鮮総督府官報』第4551号、1942年4月1日「朝鮮総督府事務分掌規程改正」（朝鮮総督府訓令第88号）『朝鮮総督府官報』第5000号、1943年12月1日

歴代法務局長：国分三亥（1919.8-1919.12）横田五郎（1919.12-1923.4）松寺竹雄（1923.4-1929.10）深沢新一郎（1929.10-1932.1）笠井健太郎（1932.1-1934.10）増永正一（1934.10-1937.11）宮本元（1937.11-1943.1）早田福蔵（1943.1-）