朝鮮

京城

内務部に置かれ、主に社会事業を掌った一課である。第2課は1912年3月の改編で内務部地方局に設置された。このとき、地方局では土木事業と衛生関係が移管され、地方行政と社会事業を主管するようになったが、社会事業を担ったのが第2課である。「地方団体及び公共組合、不動産証明、恤救及び慈善、朝鮮総督府医院及び道慈恵医院、済生院」に関することを扱った。第2課は1915年5月に局制が廃止されると、内務部直属となり、1919年8月からは内務局所属、のち1921年7月の改編で社会課と改称された。

明治・大正・昭和（植民地・占領地） ＞ 朝鮮 ＞ 朝鮮総督府 ＞ 朝鮮総督 ＞ 政務総監 ＞ 内務局 ＞ 第二課

『増補朝鮮総督府三十年史』（朝鮮総督府編、クレス出版、2001年）69-73頁。「朝鮮総督府事務分掌規程改正」朝鮮総督府訓令第27号、1912年3月30日（『朝鮮総督府官報』1912年3月30日）。「朝鮮総督府事務分掌規程改正」朝鮮総督府訓令第26号、1915年5月1日（『朝鮮総督府官報』号外1915年5月1日）。「朝鮮総督府事務分掌規程改正」朝鮮総督府訓令第45号、1921年7月27日（『朝鮮総督府官報』1921年7月27日）。

矢島杉造（1920年7月1日現在）