日本

東京

逓信省の内局のひとつ。1886年設立。当初は秘書官2名が置かれただけであったが、1890年に、秘書課（官印省印の官守・職員進退身分など）、文書課（公文起草・統計報告など）、記録課（図書調査・公文編纂保存）、財務課（理財・会計検査）、調度課（庁舎管理・購買賃借など）の5課体制へと拡充した。以後も細かい改組が繰り返され、1900年には逓信省総務局が復活して大臣官房の文書・会計事務はそちらに移されたものの、1903年の総務局廃止により文書事務が大臣官房に戻り、1913年の経理局廃止により会計業務も再び大臣官房に移された。1943年11月1日に逓信省解体とともに廃止。戦後1946年7月1日の逓信省復活に伴い、大臣官房が再び設置された。

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郵政省編『郵政百年史』逓信協会、1971年、212、312、659－661頁。「逓信省官制」A15111102300、3画像目。「逓信省大臣官房及各局分課規程」A15111925700、2－3画像目。「逓信省分課章程改定ノ件」A15111925800、2－3画像目。「逓信省官房各局分課章程」A15112239200、2－3画像目。