日本

北陸

陸軍は戦争遂行時の軍備の拡充整備のため、1942年10月9日に陸軍兵器行政本部を新設し（勅令第674号）、軍需品とくに兵器等の研究、製造、補給關係機構の簡素強力化、事務の敏速化と能率化をはかる編成改正を実施するなど大規模な改善を行った。陸軍兵器行政本部は陸軍省兵器局、陸軍技術本部の総務部、第一～第三部、同兵器本部を統合して設立され、陸軍兵器廠内にあった造兵廠、補給廠、同技術本部内にあった各研究所はそれぞれ独立して兵器行政本部長に直属した。陸軍兵器行政本部の各出張所は軍需品の生産指導、検査および処理ならびに工場監督に関する業務を管掌する。北陸出張所は1943年陸密第3520号によって設置され、1945年3月7日陸密第805号によって廃止された。

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防衛庁防衛研究所戦史部『戦史叢書　陸軍軍戦備』朝雲新聞社、1979年、365頁。「陸軍兵器行政本部令」（昭和17年10月9日勅令674号）。Ref: C01007868000、1画像目。