日本

東京

蚕糸に関する事務を掌る農林省の内局である。1927（昭和２）年５月25日、農務局から分岐して発足。輸出生糸検査所、糸政課、産繭課、蚕業課が設置され、輸出生糸検査法の施行、生糸の需要増進に関すること、産繭処理統制法の施行、乾繭取引の指導奨励及び特約取引の指導監督、産業組合製糸経営の指導奨励、原蚕種管理法の施行、桑園の改良及び調査に関することを所掌した。1943（昭和18）年11月１日の農商省発足時に廃止され、終戦後に再び復局した。

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農林大臣官房総務課編『農林行政史』第１巻、財団法人農林協会、1957年、281‐283頁。Rｅｆ．A03022556400