台湾

台北

終戦に伴い1945年10月25日に台北で行われた降伏調印式において、中国側から発せられた命令によって、安藤利吉陸軍大将の台湾総督及び第10方面軍司令官等の職権が取り消され、爾後台湾地区日本官兵善後連絡部長とすることが決定された。これにより日本の台湾統治は終焉を告げ、台湾地区日本官兵善後連絡部が設立された。部長は陸軍大将安藤利吉。副部長は成田一郎台湾総督府総務長官。代理副部長は須田一二三台湾総督府農商局長（総務長官代理）。その後接収及び引揚・復員事務に従事し、大半の日本人の引揚・復員が完了した1946年4月31日に廃止された。

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春田哲吉『日本の海外植民地統治の終焉』原書房、1999年、162・167頁／河原功編『資料集　終戦直後の台湾』第1巻、不二出版、2015年、256～257頁／アジ歴Ref：C11110359200、10～12画像目