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関連資料(アジ歴データベースで閲覧できる資料)

本特別展のテーマである「外地」の行政機関に関連する資料をご紹介いたします。

資料提供機関 資料群階層 / 解説
国立公文書館

内閣>公文類聚

公文書の原本を編集したもので、主として法律及び規則の原議書が収録されている。外地に関わる法令や官制の制定・改廃に関する資料も含まれています。

内閣>公文雑纂

「公文類聚」などに収録されなかった公文書を、年別・省庁別に編集したものです。

台湾総督府や朝鮮総督府等、外地の行政機関に関する資料も含まれています。

内閣>御署名原本>昭和(~昭和21年)

憲法や法律、条約、勅令、政令、予算などの公布原本です。官制についての天皇の裁可書が含まれています。

※昭和22年以降は国立公文書館デジタルアーカイブで閲覧できます。

内閣>公文別録

機密事項や事件などの資料を年別・省庁別あるいは事件別に編集したものです。

外地における行政整理や職員の任免などに関する資料が含まれています。

内閣>枢密院会議文書

天皇の諮問にこたえることを主な任務とした、枢密院の会議関係文書を同会議の手続段階別、年別、諮問案件別に収めています。

外地の官制に関する資料が含まれています。

内閣>官員録・職員録

中央官庁及び諸官庁の官員名簿です。

特に明治29年(1896)以降の職員録では、外地の行政機関に所属した官員も収録されています。

内閣>叙勲裁可書

叙勲にあたっての裁可書及び関係書類を年代別に編集した資料です。

その中には、外地の行政機構に所属した官員の叙勲関係資料も含まれています。

内閣>叙位裁可書

叙位にあたっての裁可書及び関係書類を年代別に編集した資料です。

その中には、外地の行政機構に所属した官員の叙位関係資料も含まれています。

返還文書

明治元年(1868)~昭和20年(1945)に作成された旧陸海軍・内務省などの資料で、第二次世界大戦後に連合国側によって接収され、アメリカの議会図書館に保管された後、昭和48年(1973)に日本に返還された資料です。

返還文書>旧陸海軍関係

主に旧陸軍・海軍の作成した日記や地図などを含む資料群です。

外地の資料が多数含まれており、南洋庁の作成した雑綴や、香港占領地総督部の「経済月報」、「駐イタリー満州国公使館保存書類」などがあります。

返還文書>旧内務省等関係

旧内務省の作成した事件記録や特高課による名簿などを含む資料群です。

『公文雑纂』の朝鮮総督府に関わる部分や、南洋庁職員の「履歴書綴・西部支庁」などの資料が含まれています。

内務省>内務省警保局

警察機構を統括していた内務省警保局に関する資料です。

内務省>内務省警保局>朝鮮・満州ほか

台湾警察・朝鮮警察・満州国警察・南洋群島警察の概要などに関する資料が含まれています。

内閣文庫

江戸幕府から受け継いだ蔵書を中核とし、明治政府の収集した刊行物などからなる資料群です。

朝鮮半島、南洋群島や樺太などの行政機関による刊行物が多数含まれています。

内閣文庫>内閣情報局関係出版物

内閣情報局が刊行した出版物等から構成されています。

外地の資料では、「満州国政府公報日譯」が含まれています。

内閣文庫>植民地関係統計年報

外地の各行政機関が刊行した統計資料です。

台湾総督府の「台湾統計摘要」「台湾総督府統計書」、朝鮮総督府の「朝鮮総督府統計年報」、樺太庁の「樺太庁統計書」等が含まれています。

内閣文庫>朝鮮総督府刊行物

朝鮮総督府の管轄下にある諸部局が作成した刊行物です。

施政年報や各種調査報告資料、勧業関係資料等が含まれています。

内閣文庫>台湾総督府刊行物

台湾総督府が作成した刊行物です。

官房調査課が作成した各種統計・調査報告書、外事課「時局特報」「南支南洋時報」、臨時情報部「部報」等が含まれています。

内閣文庫>企画院刊行物

企画院が作成した刊行物です。

生産力拡充計画などの資料や、企画院研究会「大東亜国土計画」が含まれています。

内閣文庫>興亜院刊行物

興亜院の政務部や華中連絡部等が作成した刊行物です。

中国の経済・資源調査に関する資料が中心であり、「調査月報」などの資料があります。

内閣文庫>大東亜省刊行物

大東亜省の各部局が作成した刊行物です。

興亜院「調査月報」から続く「調査月報」があり、総務局総務課「中共概説」などの資料が含まれています。

内閣文庫>拓務省刊行物

拓務省の各部局が作成した刊行物です。

大臣官房文書課作成の統計、メキシコ・ブラジルをはじめとする南米地域の調査報告資料等が含まれています。

内閣文庫>樺太庁刊行物

樺太庁が作成した刊行物です。

「樺太庁施政三十年史」や「樺太要覧」など樺太の歴史や事情に関する資料の他、国勢調査・地質調査報告が含まれます。

内閣文庫>南洋庁刊行物

南洋庁が作成した刊行物です。

「南洋庁施政10年史」や「南洋庁職員録」などの資料の他、南洋群島に関する調査報告書があります。

内閣文庫>関東都督府・関東庁刊行物

関東都督府及び関東庁の管轄下にある諸部局が作成した刊行物です。

民政部庶務課「満蒙調査復命書」、同「満蒙経済事情」、水産試験場事業報告、逓信局「通信統計要覧」等が含まれています。

内閣文庫>満州国国務院刊行物

満洲国国務院の管轄下にある諸部局が作成した刊行物です。

総務庁情報処「満州建国五年小史」をはじめとする満洲の歴史や事情に関する資料の他、国勢調査や地質調査報告が含まれています。

外務省外交史料館

戦前期外務省記録>6門 人事

明治初期の外務省創立以来第二次大戦終了までの約80年間の在外公館との往復電報・公信類をはじめとする外交活動にともなう資料です。

「6門 人事」は、明治・大正期の外務省の官制や人事に関する資料が分類されています。

戦前期外務省記録>6門 人事>1類 官制及官職>1項 帝国一般官制

関東州や朝鮮半島、南洋群島など外地の官制に関する資料が含まれています。

戦前期外務省記録>6門 人事>1類 官制及官職>2項 外務省官制、内規及在外公館

中国や満洲などの在外公館の設置に関する資料が含まれています。

戦前期外務省記録>6門 人事>1類 官制及官職>5項 任免、賞罰、恩給其他

中国などに駐在する領事の任免に関する資料が含まれています。

戦前期外務省記録>6門 人事>1類 官制及官職>6項 出張及巡廻

中国や満洲などの在外公館による報告書や、南洋群島への巡視復命書に関する資料が含まれています。

戦前期外務省記録>M門 官制、官職

「M門 官制、官職」は、昭和戦前期の外務省の官制や人事に関する資料が分類されています。

1類には、主に外務省や外地の官制、外国の官制などの資料が含まれています。

2類には、主に職員の任免や出張、試験などの資料が含まれています。

戦前期外務省記録>M門 官制、官職>1類 官制>1項 帝国一般官制>0目

関東州、朝鮮半島、台湾、南洋群島、樺太など外地の官制や、拓務省や大東亜省などの設置や官制に関する資料が含まれています。

戦前期外務省記録>M門 官制、官職>1類 官制>2項 外務省官制及内規>0目

中国や満洲などの在外公館の官制や、職員の任用、給与労務の規程に関する資料が含まれています。

戦前期外務省記録>M門 官制、官職>1類 官制>3項 在外帝国公館>0目

中国や満洲などの在外公館の開設、移転、閉鎖や再開、建物の工事に関する資料が含まれています。

戦前期外務省記録>M門 官制、官職>2類 官職>0項>0目

関東州や朝鮮半島、南洋群島、樺太など外地の行政機関の職員に関する資料が含まれています。

戦前期外務省記録>M門 官制、官職>2類 官職>1項 任免、賞罰、恩給其他>0目

中国や満洲などの在外公館長着任に関する資料が含まれています。

戦前期外務省記録>M門 官制、官職>2類 官職>2項 出張、巡廻>0目

中国や満洲などの在外公館職員の出張許可に関する資料が含まれています。

外務省茗荷谷研修所旧蔵記録>E門

かつて東京都文京区の茗荷谷にあった外務省の研修所に未整理の状態で保管されていた、昭和期の資料群です。

中国や台湾、朝鮮半島、樺太などに進出した日本企業の活動状況や、各行政機関の経済政策、財政に関する資料が含まれています。

海軍省等移管南方軍政関係史料

第二次世界大戦時の日本が東南アジア(南方)の諸地域を占領した際、そうした地域において日本軍が行った軍政(軍隊が占領地に対して行う統治)に関して海軍省南方政務局が作成あるいは所持した資料などです。

さらに、当時の海軍省、陸軍省、外務省の南方軍政に関係する資料が含まれています。

戦前期外務省記録>1門 政治>5類 帝国内政>3項 施政

台湾、朝鮮半島、関東州に対する施政などに関する資料群です。

「統監府政況報告並雑報」、「関東都督府政況報告並雑報」、「台湾総督府政況報告並雑報」などが収録されています。

戦前期外務省記録>A門 政治、外交>5類 帝国内政>0項>0目

昭和期の外交資料のうち、「内政」関係と位置づけられた国内の政治組織や地方行政に関わる公文書で構成される資料群です。

その中には、外地の行政を掌った諸機関の資料も含まれており、例えば内務省資料である「本邦内政関係雑纂/植民地関係」、台湾人の保護取締や在外台湾人事情を綴った「台湾人関係雑件」等があります。

防衛省防衛研究所

陸軍一般史料

明治元年(1868)から昭和20年(1945)までの軍政関係及び戦闘記録等の資料群です。

その中には、植民地行政を担った諸機関が作成した資料も含まれおり、「沖縄台湾」や「満洲」といった地域別の階層で資料を検索することができます。

陸軍一般史料>沖縄台湾>台湾

太平洋戦争期に台湾に展開した各部隊の「戦闘詳報」や作戦関係書類等で構成されている資料群です。

その中には、台湾総督府警務局防空課が作成した「台湾空襲状況集計」等が含まれています。

陸軍一般史料>満洲

昭和6年(1931)~昭和20年(1945)の満洲地域に関わる資料群です。

その中には、外務局調査処が作成した満洲国境問題に関する資料、総務庁主計処「康徳4年度以降5ヶ年財政計画関係書類」等が含まれています。

陸軍一般史料>支那

日中戦争~太平洋戦争期の中国で展開した各部隊に関わる資料がまとめられています。

その中には、興亜院が作成・関与した資料が含まれており、例えば、汪兆銘政権の樹立に関わる「支那事変に際し支那新政府樹立関係1件」、同時期の北支地域における治安状況を報告した「興亜院華北連絡部治安状況調査」、上海の電力問題に関わる「上海.電力江岸発電所超高圧設備実地 調査報告書」等があります。

陸軍一般史料>南西

太平洋戦争において、東南アジア方面全陸軍部隊を統括した南方軍に関する資料群です。

その中には、南方資源の調査や輸送に関する資料、通信・交通に関わる資料等が含まれています。

陸軍一般史料>比島

フィリピン占領期における日本陸軍の作戦記録、ならびに軍政関係をまとめた資料群です。

「軍政公報」等の資料を通じて、同時期の統治の実態をうかがい知ることができます。

海軍一般史料>②戦史>仏印進駐

昭和15年(1940)6月の北部仏印進駐に関する記録等で構成された資料群です。

そのうち、「仏印進駐関係記録」等には、援蒋ルートの監視に当たった仏印監視委員、そのほか兵要調査・諜報活動を行った仏印派遣委員に関する資料が含まれています。

海軍一般史料>③大東亜戦争

昭和16年(1941)~昭和20年(1945)の太平洋戦争に関する戦争経過概要や戦略推移に関わる資料群です。

「中国」や「南西」といった地域別の階層で資料を検索することができます。

海軍一般史料>③大東亜戦争>全般

太平洋戦争に関する戦争経過概要や戦略推移に関わる資料群です。

その中には、海軍部「大本営発表」や軍令部第一課「状況判断資料」等、当時の景況を知ることができる資料が含まれています。

海軍一般史料>③大東亜戦争>中国

中国戦線において海軍が漢口・上海・南京・広東・海南島等の地域でとった行動に関連する資料群です。

その中には、海軍軍需部・経理部の出先機関、海南警備隊の活動をうかがい知ることのできる資料が含まれています。

海軍一般史料>③大東亜戦争>南西

オランダ領東インド・ジャワ・ボルネオ、フィリピン、イギリス領マラヤ・シンガポール等の南西方面における海軍作戦記録をまとめた資料群です。

マレー海軍部隊の活動をうかがい知ることのできる「通達公報綴」や「命令綴」等が含まれています。