南方軍政地域

インドネシア（スマトラ）

1943年3月、陸軍南方占領地であるスマトラ島パレンバンにおける防空・防衛を主務とするパレンバン防衛隊が編成され、防衛司令部の長として防衛司令官が置かれた。初代司令官には西山福太郎少将（1943年6月中将に昇進）が補せられた。1943年12月には、スマトラ島全域の航空部隊指揮を一元化するために第9飛行師団が編成され、パレンバン防衛隊も編入された。編入にともない西山司令官は第23師団長へ転補され、後任として中島継三少将が任命された。この交代は、第9飛行師団長である島田隆一中将と西山福太郎中将が同期でその序列も大差なく、統帥上好ましくないと考えた中央の配慮であったという。

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パレンバン防衛司令部の第25軍編入命令（大陸命750号）はC14060052100（1943年3月）を参照。防衛庁防衛研修所戦史室『戦史叢書　ビルマ・蘭印方面第三航空軍の作戦』朝雲新聞社、1972、253－502頁。

パレンバン防衛司令官西山福太郎（陸軍少将）　1943年3月～1943年12月中島継三（陸軍少将）　　1943年12月～