樺太

豊原

樺太庁内務部厚生課は、1936（昭和14）年12月の樺太庁官制改正及び同事務分掌規程改正に伴い設置された。同改正により厚生課は、社会事業（社会福利施設、救護救療、母子及び児童の保護）、体位向上、軍事援護（軍事扶助、傷痍軍人の保護）、労務の需給（職業紹介、失業救済、国民職業能力の登録、国民徴用、従業者雇入の制限、学校卒業者使用の制限）、兵事に関する事項を所管した。1942（昭和17）年11月の事務分掌規程改正により、厚生課は解体され、それぞれの業務は学務兵事課（社会事業、兵事）、労政課（労務の需給）及び保険課（体位向上）に引き継がれた。

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1939年10月の樺太庁官制及び同事務分掌規程改正について、Ref. A020301181001941年8月の樺太庁事務分掌規程改正について、Ref. B14090063300「樺太庁事務分掌規程改正」1942年11月1日樺太庁訓令第94号、内務省文書（地方行政関係）「樺太庁内地編入関係」（昭48自治00093100）、国立公文書館社団法人全国樺太連盟編『樺太沿革・行政史』、1978年、344-353頁

中西弘成（1940年2月1日現在）田口稔（1941年8月15日現在）