朝鮮

京城

厚生局は戦時体制期である1941年11月の改編で設置され、主にこれまで内務局で扱っていた社会・労働事項や警務局で扱っていた衛生事項を掌った。厚生局は、保健課、衛生課、社会課、労務課の4課で構成されたが、衛生課は警務局からの移管、社会課と労務課は内務局からの移管であった。新設された保健課の管掌事項は多岐にわたり、体力・体育に関する事項をはじめとして、母子保健、公衆衛生、伝染病予防などの事項を主管した。およそ1年後の1942年11月の改編で厚生局は廃止、衛生課は警務局へ、社会課と労務課は司政局へ戻り、保健課は廃課となり、厚生局の短い歴史の幕が閉じた。

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「朝鮮総督府事務分掌規程改正」朝鮮総督府訓令第103号、1941年11月19日（『朝鮮総督府官報』号外1941年11月19日）「朝鮮総督府事務分掌規程改正」朝鮮総督府訓令第54号、1942年11月1日（『朝鮮総督府官報』号外1942年11月1日）