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台湾総督府民政局総務部秘書課は、1896（明治29）年4月施行の台湾総督府民政局官制により民政局に総務部が置かれた後、同月施行の台湾総督府民政局各部分課規程によって設置された。同分課規程において秘書課は、機密、局員の進退叙位叙勲その他身分、局長の官印及び局印の保管、恩給及び遺族扶助料という4項目に関する事項を所管していた。1897（明治30）年6月には民政局各部分課規程に代わって民政局事務仮規程が公布された際に総務部秘書課は残されたが、1898（明治31）年（明治31）6月に民政局が民政部に再編された際には、台湾総督府民政部分課規程により総務部秘書課は解体され、機密、局長の官印及び局印の保管に関する事項は台湾総督府官房に、局員の進退叙位叙勲その他身分、恩給及び遺族扶助料に関する事項は民政部人事課に移管された。

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「台湾総督府民政局各部分課規程」『官報』第3847号、1896年4月29日、435-436頁。「台湾総督府民政局事務仮規程」『台湾総督府報』第104号、1897年6月22日、33-36頁。「台湾総督府民政部分課規程」（1898年6月30日台湾総督府訓令第149号）、『台湾総督府報』第317号、1898年6月30日、85-86頁。