日本

東京

鉄道省の一部局で、地方鉄道の免許及び軌道の許可・地方鉄道及び軌道の監督・地方鉄道の補助・南満州鉄道株式会社の鉄道及び航路の監督に関する事項を掌った。その下に総務・業務・技術の3課を有した。1929（昭和4）年4月に陸運課が置かれ、陸運に関する監督も掌った。同年6月の拓務省の設置により、南満州鉄道株式会社の鉄道及び航路の監督権は同省に移管された。1937（昭和12）年6月に監理課・陸運第二課が新設され、従来の陸運課は陸運第一課となった。陸運第一課は旅客運輸、陸運第二課は貨物運輸を主に掌った。1938（昭和13）年8月に調整課が新設され、また業務課は鉄道課と改められた。1940（昭和15）年1月に調整課が調整第一・調整第二の2課に分けられ、調整第一課は陸上交通全般の調整の基本計画・基礎的調査、調整第二課は東京都及びその周辺の調整の計画・実施等に関する事項を掌った。1942（昭和17）年11月の組織再編で廃止され、その業務は主に監理局に引き継がれた。

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Ref:A03021248200、3画像目。Ref:B14090012700、4画像目。日本国有鉄道編『鉄道辞典　下巻』1958年、1177頁、1412-1413頁。http://transport.or.jp/tetsudoujiten/　（2016年7月1日アクセス）。