日本

広島

1945年（昭和20）4月15日、本土決戦に備えて統帥組織の改変がおこなわれ、三重県の鈴鹿以東を第一総軍司令部、鈴鹿以西を第二総軍司令部がそれぞれ管轄することになった。この総軍司令部の設置にともない、陸軍から第二軍総司令部所在地の広島市に通信機関の設置が要望され、逓信院は即応の決戦態勢のため、同年7月25日に西部逓信総局を設置した。西部逓信総局は大阪逓信局・広島逓信局・松山逓信局・熊本逓信局の管轄区域における逓信院の事務を分掌し、総局内に総務部・業務部・工務部・施設部が置かれた。9月1日に廃止された。

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Ref：逓信院西部逓信総局臨時設置制（A14101275600）、逓信院西部逓信総局廃止（A14101276800）郵政省編『続逓信事業史』第1巻（財団法人前島会、1963年）