日本

東京

陸軍省の内部部局の組織管理及び連絡・調整を行う機関として設けられた。1886（明治19）年2月制定の「陸軍省官制」では、官房に秘書官4人を置くとされたが、1900（明治33）年5月19日の官制改正により大臣官房は廃止され、代わりに総務局が業務を担うことになった。しかし、1903（明治36）年12月7日の再改正で再び総務局から大臣官房に改められ、①機密事項、②大臣の官印及び省印の管守、③公文書類・成案文書の接受発送・編纂保存、④印刷・翻訳、⑤徴発物件表・報告・統計、⑥軍旗・靖国神社、⑦国書保管、⑧省内風紀、⑨省属判任文官の人事、⑩省内の給与・用度、⑪庶務などに関する事務を掌るとされた。

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「陸軍省」（執筆者　藤原彰）『国史大辞典14』吉川弘文館、1993年、531-533頁。Ref:A15111082300、1画像目。Ref:A03020460500。Ref.A03020577500。