日米交渉 資料解説
昭和16年(1941年)12月1日
第8回御前会議(議題:対米英蘭開戦決定)


「対米英蘭開戦ノ件」(表紙)
(外務省外交史料館提供)
 昭和16年(1941年)12月1日(月)14:05から16:00にかけて、第8回御前会議が開かれます。11月27日の「ハル・ノート」の手交により、日本政府はアメリカとの交渉による事態打開の可能性を断ち切ることとなりました。この御前会議において、アメリカ・イギリス・オランダとの開戦が正式に決定されます。
資料1:B02032967100 35.第八回御前会議要領(1画像)
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資料2:B02032967200 36.内閣総理大臣説明案(1画像〜2画像)
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資料3:B02032967300 37.対米英蘭開戦ノ件(1画像)
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資料4:B02032959500 〔黄田課長宛〕開戦ニ関係アル重要国策決定文書 第十二から第二十  「米国及英国ニ対シ宣戦布告ノ件」枢密院会議議事要録  開戦ニ直接関係アル重要国策決定文書 第一から第四(21画像左〜22画像)
「昭和16年12月1日 御前会議を経て決定 対米英蘭開戦に関する件」
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 昭和16年(1941年)12月1日、第8回御前会議が開かれ、アメリカ・イギリス・オランダに対する開戦が決定されました。
 資料1は、第8回御前会議要領です。御前会議の日時・場所・議題・参列者・服装を定めています。
 資料2は、東条内閣総理大臣による説明案です。ここで東条は、アメリカは主張を一歩も譲らず、外交手段によって日本の主張を貫徹することが不可能になり、現状を打開するためにアメリカ・イギリスに対して開戦止む無き事態に至ったと述べています。
 資料3は、御前会議の決定案です。「帝国は米英蘭に対し開戦す」と記されています。
 資料4は、御前会議の決定文書です。「11月5日決定の帝国国策遂行要領に基く対米交渉遂に成立するに至らす」「帝国は米英蘭に対し開戦す」と記されています。
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