モニターアンケート集計結果概要(平成18年度)


アジア歴史資料センター


 今回は、平成18年10月のシステム更新に伴う新しい機能追加や利便性向上等の改善結果を中心にアンケート調査を実施しました(平成19年2月実施)。モニターはアンケート調査にあわせて新たに募集しました。モニター応募者224名のうち、163名から回答をいただきました。

 全48問を集計した結果の概要は以下のとおりです。


1.検索方法全体について

 アンケート集計の結果、検索機能が良くなったというご意見をいただきました。階層化などの検索機能の改善が高い評価につながったようです。しかし、階層検索の途中で簿冊名、件名を選択できるとか、さらに絞り込みができることを期待する声もあります。年表、人名一覧或いは年代地図からの検索方法なども検討する必要がありそうです。今後、階層構造を各所蔵館の分類と一致させる見直しもやらなければなりません。使い方やガイドなどを更に充実させることも課題です。

 検索速度については、ターンアラウンドタイムが早くなったという意見もあれば、google等のサーチエンジンと比較してもっと早くして欲しいという希望もあります。今回、トップページに簡易検索機能(キーワード検索)を用意しました。検索でヒットする確率を高めるために、先頭300文字という制限の中で難読語を減らし精度を上げることが必要だと考えます。


2.画像表示について(DjVu、JPEG、JPEG2000)

 画像表示に関しては、DjVu、JPEG、JPEG2000、PDF形式のどれが良いか、利用者の動作環境も絡んで意見が割れるようです。DjVuは画像が鮮明で軽いと高い評価を得ているのですが、一般的なJPEGが良いという意見、少数ですがPDFを望む声もあります。共通するのは、軽く開き、操作感覚が快適で資料をより鮮明に見たいということです。さらに高解像度を望む声もあります。利用者にとっては選択肢が多い方が望ましいと意識しておりますが、MacOS X環境、Windows Vista環境のplug-inの対応遅れなど、こちらで解決できない問題を抱えております。また、今年から提供される国立公文書館の資料はJPEG2000となります。この評価については、次回のアンケート調査に譲りたいと思います。


3.今後の特別展について

 今後の特別展に関しては、いろいろな希望がありました。基本事業は、日本とアジア近隣諸国との近現代史デジタルアーカイブ(検索システム)の充実ですが、特別展に期待する声を強く感じられました。


4.インターネット上で公開して欲しい資料群

 具体的な資料群名を聞くなど主に研究者向けの質問でしたので、モニターにとっては難しい設問でした。未記入可としました。所蔵館等との関係もあり、今後の参考にしたいと思います。


5.整備対象について

 国立公文書館、外交史料館、防衛研究所図書館以外で、今後、整備対象に含めて欲しい所蔵機関や所蔵資料群があるかをお聞きしました。こちらも未記入でも可としました。資料の所在調査など進めていきたいと考えます。天気図、古墳や民俗学などに関する公文書を探している方々には、国立公文書館デジタルアーカイブのご利用をお勧めしたいと思います。


6.アジ歴を利用している応用事例

 近現代史の研究だけでなく、多面的に利用されていることがわかりました。


7.事業評価について

 アジア歴史資料センターが行っている事業を5段階評価でお聞きしました。回答数163件のうち、非常に良い、良いと回答した方は、90.8%、5段階評価平均4.39となっています。


8.まとめ

 いろいろな立場の方々から好意的なご意見・ご要望をいただきました。近現代における我が国とアジア近隣諸国との関係にかかわる歴史資料としての公文書、その他の記録をデジタルアーカイブ化して公開していく責任を感じます。今後も、利用者からのご意見を真摯に受け止め発展させていきたいと思います。


以上