モニターアンケート集計結果概要(平成15年度 後期)

 

                                   アジア歴史資料センター

 

 アジア歴史資料センターでは、平成16年3月10日から3月21日にかけて、モニターアンケート(平成15年度後期)調査を実施しました。アンケートはモニター登録者154名に依頼し、回答を頂いたのは65名でした。

 全50問を集計した利用状況等は以下のとおりです。

 

1.利用環境

      通信手段では、ブロードバンド(高速)通信サービスである、「ADSL」(61%)、「CATVケーブルテレビ」(10%)、「FTTH光ファイバ」(6%)の3つを合わせると77%となりました。平成14年度の同集計は61%、平成15年度前期の集計は73%でしたので、少しずつブロードバンド化しています。

      利用方法の項目では、「歴史への興味」(50%)、「月1〜3回」(66%)、「夜に」(58%)、「自宅から」(75%)、「1時間程度利用」(49%)、がそれぞれ1位を占めました。また、利用目的では上記の「歴史への興味」(50%)に続いて、「研究目的」(34%)が2位、「学習勉学」(7%)が3位となっています。

 

2.広報

      センターを知った方法については、前回は「ネット検索」(30%)でしたが、今回は「ネット検索(バナー広告含)」(48%)、「新聞・雑誌記事」(25%)の順となりました。

      これは、「公文書で見る日露戦争」特別展開催(2月9日)に伴いYahooバナー広告を行い、かつ朝日新聞夕刊でこの特別展の記事が掲載されたことが大きく寄与しており、モニターの方の応募時期を見ても、全モニター154名中、特別展開催後にモニターに応募された方が94名でした。

 

3.特別展について

      内容については、「満足」(72%)となりました。次回特別展のテーマ希望については、二国関係(米・中・韓等)、地域(満州・琉球・シベリア等)、人物(天皇・明治の元勲等)、制度(学校制度・対外文化事業等)などに焦点をあててほしい、との意見が多く寄せられました。

      また、このような特別展を順次開催し常設展とすることで、テーマ別検索が出来ることになり、一般のユーザーにとって、より使いやすくなるのではないか、との意見も頂きました。

 

4.ホームページ

      ホームページの評価については、各ページについて「良い」が半数以上を占めました。改善点についての主な意見は、上部フレーム部分が見にくい、階層検索の説明がわかりにくい、資料についてもっと具体的な資料名と説明がほしい、センターの資料の公開基準を明示すべきである、等の意見を頂きました。

 

5.検索手法

      検索の中で一番利用する手法は、「キーワード検索」(68%)がトップになり、次に「階層検索」(17%)の順になりました。また複数の検索手法を組み合わせて利用される方も多く、キーワード検索から階層検索、レファレンスコード検索を組み合わせて利用する等の回答が複数ありました。

      また、新たにテーマ別検索などの初心者にもわかりやすい検索を取り入れてほしい等の意見もありました。

 

6.目録表示

      目録の項目については、「十分である」(82%)が多数になりましたが、冒頭300文字検索では不十分で理想的には全文検索ができると良い、解説も項目にいれてほしい等の意見もありました。

 

7.画像表示

      画像表示ソフトDjVuのインストールについては、「順調に行えた」(78%)が多数であり、手間取った方からは端末のセキュリティ設定を変更すると旨く行ったという報告がありました。

      DjVuの操作性については、「満足」(76%)が多数を占めましたが、改善点として、もう少し画像表示が早くならないか、印刷プレビューが見られるようにならないか等の意見がありました。

      また、画像の質の項目では「十分である」(58%)が多数でしたが、カラーであれば資料の状態までわかるのではないか、PDF画像表示形式でも良いのではないかとの意見もありました。

 

8.資料内容

      現在公開中の資料内容については「利用している資料がある」(35%)、また公開予定の資料に「利用したい資料がある」(22%)という結果になりました。合わせて今後整備対象にした方が良い資料についても回答を頂きましたので、これらユーザーの希望も参考にして公開資料の優先順位を決めていく予定です。

 

9.まとめ

      センターの評価については、五段階評価で3以上の回答が95%を超え、前回までのアンケートと同様に概ね良いという結果が得られました。理由としては、資料のインターネット公開は歴史的な意義がある、地方の者にとっては大変便利である、公開性・先進性・改善意欲を評価する、等の意見がありました。また、あまり評価できない理由としては、資料の公開数がまだ少ない、全体的に専門家向けであり素人には使いにくい、などの点が挙げられました。

      全体的なご意見・ご要望として、取り扱う資料の時代を広げてほしい、テーマ別の展覧会形式を増やせば一般の人の関心を引けるのではないか、資料自体が難解なので解説の充実を望む、等の意見がありました。

 

以上