モニターアンケート集計結果概要(平成15年度 前期)
アジア歴史資料センター
アジア歴史資料センターでは、平成15年9月から10月にかけて、モニターアンケート調査を実施しました。アンケートはモニター登録者40名に依頼し、回答を頂いたのは30名でした。全50問を集計した利用状況等は次のとおりです。
1.利用環境
通信手段ではADSL(49%)接続が多数を占めています。また他のブロードバンド通信としてCATVとFTTH(光ファイバ)の割合を合わせた値が、昨年度の9%から今年度は24%と増加しており、ADSLを含めたブロードバンド化(計73%)が進んでいることがうかがえます。
利用目的は興味(47%)、研究(43%)の順となっています。昨年度は研究・論文執筆(76%)、興味(16%)であったことから、今年度は興味から閲覧されている方が大きく増加しています。また利用時間帯、使用場所については、夜(60%)、自宅から(87%)が多数を占め、このことから一般利用者が興味目的で夜、自宅から閲覧している割合が増えていることがうかがえます。
2.広報
センターをどのような方法で知ったかについては、知人等からの紹介(30%)と、ネット検索(30%)が同割合となっています。昨年度は知人からの紹介(66%)、ネット検索(10%)であったことから、インターネット上でセンターのリンク情報が増えたことにより、一般利用者がセンターをネット検索で知る機会が多くなっていることがうかがえます。
3.ホームページ
トップページについては、色・デザイン等が良い(41%)と全体的に良い(33%)を合わせて好意的な意見が74%を占めました。評価した理由として、アジア的なデザインであるからとする意見が多く、それが落ち着いているとの評価と、地味である(13%)との評価に分かれています。
その他のホームページ上の画面についても、それぞれ役立っている、良いとの評価が、ほぼ半数かそれ以上を占めています。
4.検索手法
検索手法の利用頻度については、キーワード検索、キーワード詳細検索、階層検索、レファレンスコード検索の順で利用されているという結果が示されました。
ここで最も利用頻度の低いレファレンスコード検索については、頻繁に利用するユーザーにとっては資料を迅速に特定できで便利であるとの意見がありました。また階層検索については3館の資料分類方法に馴染んでいないと使えないので、階層をマップ表示してそこから直接資料にリンクする方が良いとの意見がありました。
5.目録表示
目録の項目については、十分である(81%)との回答が多く、今年度から利用できるようになった英語目録への直接リンクは、まだ利用者が7%と低いとの結果が得られました。
目録の改善項目として、冒頭300文字では検索に外れる場合もあるので全体からキーワードを取った方が良い、また資料の出所をできるだけ記入してほしい、等の回答がありました。
6.画像表示
DjVuのインストールについては、順調に実行できた(89%)がほとんどであり、使用機種のWindows
XP(47%)、Windows98(20%)の比率を考慮すると、個人所有のXPでもセキュリティ上の問題がなくインストールできたことがうかがえました。
画像表示の機能については、満足(92%)との回答が多くを占めました。改善点として印刷時の設定について数件あり、この点についてはアンケート終了時期(10月中旬)になりましたが「初心者のための利用方法」に「印刷と保存」の説明を新たに追加しました。
7.資料内容
資料内容については、現在公開中の資料に利用したい資料が含まれるとの回答が36%、将来公開予定の資料に利用したい資料が含まれるとの回答が48%となりました。これからもユーザーの要望も加えて公開資料の選択を行っていく予定です。
資料所蔵館を直接訪ねて閲覧したことがあるかについては、「ない」(89%)が多数を占め、遠隔地のユーザーからはその機会が限られるとの理由が多く寄せられました。また、「ある」と回答された中には、センターの目録資料が所蔵館での資料閲覧に役立ったとの回答もありました。
8.まとめ
センターの評価については、五段階評価で4.03となり、昨年度の3.91を上回りました。理由としては、積極的に資料を無料公開していること、検索機能の充実により直接所蔵館を訪ねるより効率が良いこと等が評価された点であり、一方、不十分な点として、全体から見れば画像数がまだ少ないこと、一般の人にとってはまだセンターのサービスが興味を持てるものとなっていない点などが挙げられました。
以上