平成14年度モニターアンケート集計結果概要
アジア歴史資料センター
アジア歴史資料センターでは、平成15年2月から3月にかけて、モニターによるアンケート調査を実施した。63名の応募があり、アンケート回答者は33名であった。これから得られた利用状況等は次のとおりである。
1.利用環境
通信手段ではADSL接続が昨年度の30%から今年度は52%となり、ブロードバンド化が急速に進んでいることがわかった。また使用ブラウザについてはInternet Explorer
V.6が昨年度の56%から今年度は67%になり優勢になっている。
利用目的では研究(50%)と論文執筆(26%)を合わせると76%となり、殆どが研究目的で利用されていることがわかった。また、月平均1〜3回の使用(52%)で1回の使用時間は1〜2時間以下(60%)の利用形態が最も多かった。
2.広報
センターをどのような方法で知ったかについては、知人等からの紹介が66%と最も多く、次に多かったネット検索の10%とは差があり、人の関係を通して広まっていることがわかった。センターリーフレットについては、「見たことがない」と回答した人は昨年度の48%から今年度は28%へと下がっており、何らかの形で見た人が増加している。
また新たな広報手段としてメールマガジンの活用なども挙げられているが、各学校施設、教育・研究関連機関へ出向いての広報活動を行うのが良いとの意見が多かった。
3.ホームページ
おおむね良いとの意見が大勢(計88%)を占めたが、レイアウト等の修正意見、日本語版と英語版のトップページのイメージが異なりすぎる等の意見があった。また今年度新たに掲載した「初心者のための利用方法」については、分かりやすい(48%)と普通(52%)がそれぞれ約半数を占め、分かりにくいと答えた人はいなかった。
誰もが利用できるセンターの利用形態については、非常に良い(79%)が多数であり、問題がある(12%)については、資料が悪用されないか等の意見があった。
リンクについては、もっと多くの内外の関連機関をリンク先とし、同様のデジタル画像を公開している機関の中心になるべきであるとの意見があった。
4.検索手法
検索手法の利用頻度については、キーワード検索を主に使用しているユーザーが最も多く、レファレンスコード検索の利用頻度が最も低かった。しかしレファレンスコード検索については、頻繁に利用するユーザーにとって便利であるとの意見もあった。また階層検索については3館の資料に馴染んでいないと使いこなせない、階層をマップ表示してそこから直接資料に飛べると良いとの意見があった。
5.目録表示
目録の項目を詳細にすべきとの意見と、まず資料の公開を優先すべきで現時点ではこれが最適であるとの意見に分かれていた。これに関連して、備考欄を設け目録項目に入らない項目をそこで記入してはどうか等の意見があった。
6.画像表示
DjVu形式画像のみで良いとの意見が大勢であったが、近年セキュリティの関連で新たなプラグインのダウンロードに制限のあるインターネット環境が多くなっており、そのためにも他の標準的な画像形式の併用は必要との意見があった。
7.資料内容
資料内容については、特にアジア歴史資料を抽出するのではなく3館の全資料を公開すべきであり、公開予定資料はいつごろ公開されるのかも分かるようにしてほしいとの意見があった。また将来は3館以外の資料についても対象にすべきであるとの意見が大勢であった。
8.その他
センターが行っている事業については世界に誇れるものであり、内外の各資料館の手本となるように広報に努めてほしいとの意見があり、そのためにも目録の正確さなどについては日々見直しに努力してほしいとの注文が多かった。また内外の関連機関ともデジタル資料の公開という点でもっと連携を強化すべきとの意見があった。
以上