Northeast China

Fengtian

第3方面軍は第2方面軍の南方転用に伴い1943年12月に新設され、龍江省チチハルに置かれた。1945年5月、関東防衛軍司令部と位置を交代し、奉天に移る。最後の軍司令官は陸軍大将後宮淳。奉天で武装解除され、8月19日にソ連軍使と停戦協議、同日将官はソ連機でチタ地区に移送され、ハバロフスク特別収容所に収容された。佐官は新京第1将校大隊に編入、下士官兵は奉天作業第1大隊、第56大隊、第59大隊に編入され、黒河経由で入ソ、パフタラール第3収容所（第1大隊）、イルクーツク第3収容所（第36大隊）、第421労働大隊（第59大隊）に収容。軍司令官は1956年12月26日、ソ連引揚げ後期第11次船「興安丸」で舞鶴入港、復員。情報参謀を務めていた志位正二はソ連軍に拘禁後、不起訴になり抑留者としてカザフ共和国東部州ウスチ・カメノゴルスクの第45収容所第4分所、ジスカマカン市第39収容所第1分所、カラカンダ第99収容所第20分所などに収容され、1948年10月ナホトカ港に到着し、29日英彦丸に乗船、11月1日舞鶴に入港し、復員している。

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『戦史叢書 関東軍〈２〉関特演・終戦時の対ソ戦』、248-249頁 志位正二「一般報告」（旧舞鶴引揚援護局編『舞鶴地方引揚援護局史』厚生省引揚援護局、1961年3月、578～584頁）。 アジ歴Ref：C12122427200、1～2画像目。C14020865500、5画像目。C12121203900、2画像目。